11/22 - Neutral

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音楽とカルチャーは密接に絡み合い、人々は心と身体を解放させる。

そこで得たものは人々にとって新たなエネルギーとなり、そのエネルギーこそが再び世の中に新しい物を生み出していく。ダウンタウンの地下に存在する閉鎖的なクラブで、人々が心を解放するという一見矛盾に孕んだ行動がもたらした影響は舶来の話ではなく、ここ東京でもクラブシーンと音楽、そしてそこに集まる人がもたらした出会いは過去数十年のクリエイティブの軌跡として現れている。

そんな過去の彼ら達のアティチュードを見倣い、リアルタイムの変化を嗅ぎ取ろう。ストーリーもない、名前だけは立派なパーティという名の飲み会にサヨナラを告げ、次の5年後にむけたシーンを情熱を持って創出し、人と人を繋げ、心を解放し、クリエイティビティを活発にしていく。そんなパーティへ戻っていこう。

11/22 16:00-22:00 at Ebisu Batica
Entrance Fee:¥1500/+1D

テーマとは

高く飛ぶためには深く潜る必要がある。

イデアは既存の要素の組み合わせ。

今まで(意図的に)見落としていた部分にも手を付ける必要がある。

タレント性に頼らずどこまで行けるのか。ちょっと雲の上まで。

素敵なコンセプト。

10年が経った。僕が初めてイベントをオーガナイズしたのは多分19歳のときだ。

当時大学で部活の先輩だったNile LongのKomeさんが、テスト終わりの納会をクラブでやるって言い出したんだったと思う。クソみたいな親父がやってる吉祥寺の箱を借りた。

それから数年、お客さんに音楽を楽しんでもらうことを試行錯誤しながら季節にあわせて飲み会の延長みたいなパーティを音響機材運んで色々やった。

吉祥寺のカフェやクラブで。
新宿のジャーナル・スタンダードのカフェで。
渋谷のWIRED Cafeなんかも。
311の時は募金を集めるパーティなんかもやった
船借りてハロウィーンパーティもやったよね。

友達が50人とか、多い時には150人くらい来てくれて。それぞれに思い出があり、もちろん楽しいんだけど毎回一発限りの企画って感じで何かと繋がることはなかった。

でもその頃にはDJ KM、ラテンのYK, 今はHarlemの人って感じのTakなんかがいつものメンバーになってた。

一方で、昔からヲタクだったので2ちゃんねるのテクノ板やファッション板、VIPは毎日チェックしててネットミュージック界隈とのつながりも自然とできていった。

全ての始まりはクラブミュージック配信スレッド(CLUB VIP)。作ったのはGassyoh (合唱) というハンドルネームの僕より1個下の男の子で、Maltine Recordsの古参トラックメーカーとしての顔の方が有名かもしれない。

合唱と実際に会ったのもちょうど10年前、明大前だかの居酒屋でオフ会をしたのを覚えている笑

CLUB VIPで出会った人たちは、tomadは言うまでもないけど、今でも茶箱周りにいたり、Funkotシーンの中心にいたり、mograのパーティで日本酒を販売してたり、関西でDeepなパーティを続けてたり、M3周りでブイブイやってる人がいるかと思えばメジャーに行った人もいたり。今でもTwitterで見かけると嬉しくなる。

20代前半のころは彼らとも一緒にクラブイベントという名のオフ会をやったりしてて、こっちもこっちで個々が濃くて思い出深いんだけど、いわゆる宇田川町的なクラブシーンとの繋がりは無かった。そういう意味では当時ナードなシーンはとてもとても小さなムーブメントだった。

風向きが変わってきたのがMaltineがBulletsでパーティやれるような規模になってきたり、電刃っていうイカれたパーティが興ってきたあたりからだと思う。その頃にはインターネット発のシーンと、宇田川/道玄坂系のストリートシーンが交わる世界線みたいなものが僕の中でも見えてきて、同時にそこを繋げられるのは自分だっていう気持ちが強くなっていった。まだCISCOが宇田川町にあって、mograが秋葉原に誕生する前の話。

思い出話はこのくらいにして。

そんなこんなで僕が10年に渡って思い描いてきたストリートとインターネットの邂逅を、時代の変化も味方しながらBOUNCE UPは形にしてくれました。

今回も例に漏れずストリートとネットシーンがフラットに交わるパーティを目指しているけれども、BOUNCE UP2周年というタイミングで、今までとは明らかに違う1つの完成形として魅せられると思います。だって渋谷、clubasiaですから。

多くの方に遊びに来てほしいし、一緒にシーンの未来を作っていきたい。是非オシャレしてあそびにきてください。

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http://hyperurl.co/bounceticket

Relax vol.36 2000年02月号

廃刊になってしまった大好きだった雑誌Relaxを発掘。
既に手を離れてしまったがA Bathing ApeNIGOによるソノシート(雑誌等にバンドルするための極薄レコード)が付いていた。

価格:¥350
場所:清澄白河の古本屋
状態:良(ソノシート未開封 / ポスター未使用)

NIKEMo’ WAXとの仕事でそっち方面では著名なFuturaによる代表作のグラフィティが表紙を飾っていてストリート世代にはドンピシャです。

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ソノシートはこんな感じ。

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香港の雑多なマーケット女人街に行き、偽ブランドTシャツ屋でNIGO自身が偽APEのシャツを作る結構衝撃な内容が。今の雑誌でやれるのかな…

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しかもその偽物を読者プレゼントに。

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すごく面白いしRelax復活してほしいなぁと思ったのでした。

after R3ll Japan Tour x BOUNCE UP

1週間経ってしまったけど、06/26のR3ll Japan Tour x BOUNCE UP (vol.8)も大雨の中での大盛況ありがとうございました。

今回も気取ったことは書けませんが、やっぱり尖ったことやってみたときに着いてきてくれるお客さんには感謝しかないし、出演者のみんなも楽しんでくれていた(と信じたい)し、次に繋がるパーティが出来たと思います。 Baticaのみなさんも今回も本当に良くしてくれて、また色んな所でご配慮頂き、いやぁホントありがたいなあという気持ちです。

R3llにとっても初めての訪日はとても多くの刺激があったらしく、彼の人生にとって大きな体験になったようです。